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2008年2月15日 (金)

懐かしい

今日の下肢静脈瘤日帰り手術は1件のみ。若い男性患者さんだった。

 

外来に「懐かしい」患者さんが2名来た。

前勤務病院で10~12年前に下肢静脈瘤手術をしている患者さん。手術患者情報はすべてデータベース化しているので、いつ、どのような手術をしているのはすぐわかった。

 

一人は両膝辺りが痛いとのこと。もしかしたら「再発か」と思った。

しかし、診察してみると両膝周辺に多数の灸の跡が。そして少し膝が腫れている。念のために超音波検査をしたが、再発はなし。

「変形性膝関節症」と診断。整形外科受診を勧めた。

 

もう一人は右下腿が赤く腫れて痛いとのこと。12年前に手術をしているのは左であった。

診ると血栓性静脈炎だな、とわかった。

Pt「前の(左の)手術の時に、先生は右もしときなさい、と言っていたけど、手術が痛かったのでしなかったんです。」

Dr「12年も経つとやっぱり悪くなるんだね。」

Pt「こんなになるんだったら、あの時受けとけばよかった。」

超音波検査では、静脈瘤から大伏在静脈本幹に続く器質化しつつある(少し古い)血栓がある。

Dr「エコノミークラス症候群って知ってる?それになる可能性がありますよ。早めの手術をお勧めしますが。」

Pt「今回は観念して来てます。手術して下さい。」

来週早々の手術予定とした。

 

たまたまだろうが、このように10年経っても頼ってきてくれる患者さんがいる。

当然のことであるが、以前から(その時点での)最良の手術を行ってきたつもりである。

昔から、ヘルニアの手術患者は再発した時に手術を受けた病院には再受診しないと言われている。

患者-医師は信頼関係が重要である。

今日のような患者さんに来院してもらえるのは嬉しい限りである。

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