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2008年1月31日 (木)

下肢静脈瘤手術集計

今日で1月も終わり。今月はものすごく早く過ぎ去ったような気がする。

 

ここまでに自分が行ってきた下肢静脈瘤手術を、症例数(肢数)だけであるが少しまとめてみようと思う。

私のクリニックは昨年10月16日開業、10月23日から手術を始めた。これまでの手術件数は以下の通りである。もちろんすべて日帰り手術である。

手術症例数67例、77肢(内、レーザー治療14例、16肢)
(両脚の手術を受ける患者さんがいるので 症例数>肢数 になる)

 

前勤務病院では、手術症例数1,117例、1,591肢だった。手術に対する考え方、手術方法、麻酔方法などの変遷があり、この中には局所麻酔や腰椎麻酔、数日間入院した患者さんなど種々の患者さんが含まれている。

 

合わせると、私が行ってきた下肢静脈瘤手術は、1,184例、1,668肢である。

思えば多数の手術を行ってきたモンだ。

 

ある統計では、下肢静脈瘤の有病率は人口の8%ということだ。

そうすると、香川県には約8.1万人高松市だけでも3.4万人の患者が存在することになる。そして、生活様式のことなどを考えると、この数字は減ることはないと思われる。

 

これからも新しい知識や技術の取得に努め、脚の悩みを持つ人々を一人でも多く助けたいと思う。

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2008年1月30日 (水)

雑誌

今日の下肢静脈瘤日帰り手術は2件であった。

明日で1月も終わり。開業して3ヶ月少々。途中でいろいろあったが、手術症例数、検査(超音波検査、生理検査など)について一度まとめてみようと思う。

 

ある雑誌が届いた。

Photo

毎年発行されているようで、このような表紙のものを書店で見かけたことがあると思う。

この中に「最新医療2008」という企画が組まれている。

第三部に「QOLに配慮した治療法の選択」という特集があり、「下肢静脈瘤治療~低侵襲治療でQOLを大幅向上~」なる記事がある。

詳しい内容まで書くと問題があるといけないので少しにとどめるが、この業界では有名な先生の特別寄稿が掲載されている。

下肢静脈瘤とはから始まって、診断から治療まで。その中にはレーザー治療まで紹介されている。

その特殊記事の下に、 「CVS辻クリニック」の文字が!

そうです。当クリニックの広告が掲載されているのです。

242~243ページです。

 

この雑誌の裏表紙を見ると「2008年2月10日発行」で、定価は「本体648円+税」とあります。

2月に入ってから書店に並ぶのでしょうか。

みなさん、一度は目を通してみましょう。

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2008年1月29日 (火)

今朝も寒かった

ここのところ天気が悪く、昨夜までは雨が降っていた。

今朝起きてみるとやはり小雨模様。しかし、田んぼを見るとうっすらと雪景色。クリニックに着くと、車の屋根にも。。。ラジオでは高松自動車道(高速道路)が通行止めになっている区間があるといっていた

 

今日の下肢静脈瘤手術は1件のみ。

徳島県から受診してきた人である。

Pt「昨日から雪が降りよったけん、猪ノ鼻峠が越えられるかどうか心配やった。でも、朝から雨になったんで解けて通れてよかった。」

Dr「そうやったんや。じゃぁ、早う手術せんといかんね。」

ということで、お昼少し前から手術開始。

Dr「天気も悪いし、寒いし。暗くなって道路が凍る前に帰ろな。」

Pt「そうさしてもらいます。」

で、昼過ぎに家族(3人)とともに帰っていった。

午後7時頃にはいつものように電話訪問する予定である。

 

遠くから来てもらうのはうれしいものである。

しかし、交通事情、天候などのこともあり、いろいろと気を遣わなければならない事も出てくる。

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2008年1月28日 (月)

決算報告

今日の下肢静脈瘤日帰り手術は2件。

午前診が早くに終わったので、昼前から始めた。2件終わって昼休みが長く取れた。

 

夕方、会計事務所から12月分の月次決算報告書が届いた。

年末の休みがあり、さらに少しお休みしたので「どうかなぁ?」と思っていたが、報告書の中では「まあまあ」であった。

スタッフみんな頑張ってくれているので、この月次報告書が届くのが楽しみである。

感謝。

1月は半分お休みしたので。。。いやはやどうなることか。

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2008年1月27日 (日)

新聞記事

今日の某新聞に「下肢静脈瘤」の記事が掲載されていた。

地元の病院の専門科の先生が書いたものだ。

一般の人には少し誤解を招くような表現があるようなので、どの新聞かわかった人は以下のことを踏まえ読み直してもらいたい。

(その他の人にはおもしろくない内容になってしまいますが)

記事では、「エコノミークラス症候群という名前広く知られるようになった深部静脈血栓症が原因で、行き場を失った血液が、足の表面の静脈に流れ込むことで、瘤ができることもあります」としている。

「エコノミークラス症候群」=「深部静脈血栓症」ではない。前者は症候群であり、後者が原因となり肺動脈血栓塞栓症から引き起こされる様々な病態である。

「エコノミークラス症候群が原因で下肢静脈瘤ができる」というよりも、「下肢静脈瘤を放置しておくとエコノミークラス症候群が引き起こされる可能性がある」と強調した方がわかりやすくて受診を促すにはよいと思われる。

また記事中の用語として「弾力性ストッキング」とあるが、日本静脈学会では正式に「弾性ストッキング」とすることとなっている。

それに文字としては「逆流防止弁が...(中略)...年齢などの原因で痛み、」とあるが、「痛み」ではなく「傷み」が適切であろう。

 

短い文章で病気のことを一般の人に適切に伝えるのは難しい事であると思う。しかし、専門家が書く以上きちんとした言葉、表現で間違いなく伝えなければならない。

 

以前ある公立病院を受診後、私のクリニックを尋ねてきた下肢静脈瘤の患者さんがいた。

Pt「手術をしなければならないのはわかったのですが、5日間の入院が必要だと言われました。ここ(当クリニック)では日帰りでできると聞いてきました」

Dr「5日間の入院でのスケジュールは?」

Pt「最初の日に超音波でマーキング、そして翌日手術。3,4日目は何もせず、5日目に診察があって退院ということです」

Dr「え~ッ。そうなんですかぁ」

 

考えてみると、私も勤務医の頃に上層部から似たようなことを言われたことがある。

土、日曜日に退院を希望する患者さんは多い。その土日に病床を空けておいてはいけないということだ。

先の患者さんは、木曜日に入院してマーキング。金曜日に手術して土日は寝っころがし。そして月曜日に退院するという計5日間の入院というわけだ。

日帰り手術でなければならないというわけではない。入院したい患者さんもいるだろう。また病院経営上わからないでもないが、いろいろな意味で患者には負担である。

 

下肢静脈瘤の患者さん。

病状、治療方針などしっかりと話を聞き、納得、信頼できる医師の下で治療を受けましょう。

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2008年1月26日 (土)

1ヶ月

今日で術後1ヶ月。すっかり元気になった。

夜、チョコレートフォンデュでお祝い(?)をしてくれた。

今までこのようなものは食べたことはない。

イチゴ、バナナ、パイナップル、マシュマロ、そして雪見大福まで。

美味しいのかどうかよくわからない。どうしても果物はそのまま食べた方がいいような。。。

Photo こんな感じ?

Photo_2 美味しいのか?

Photo_3 ん~満足

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2008年1月25日 (金)

心臓発作とダイエット

今日の下肢静脈瘤日帰り手術は1件。

午前診が早く終わったので昼前から始めた。患者さんは早く帰れるし、職員の昼休みはきちんと取れみんな満足である。

 

循環器領域では「トレッドミル」という検査がある。

聞いたことがあるかも知れないが、ベルトコンベアに乗って歩行(~早歩き)して心臓に負荷をかけて検査するものである。

Lab1

スポーツジムにも置いてある場合が多く、ダイエット目的で利用している人もたくさんいると思う。

クリニックでの検査では、スピードと傾斜を調節してきちんと決められた量の負荷を心臓にかける。そして、心電図変化を見て診断するというものである。

昨日は胸痛がある患者さんにこのトレッドミル検査を行った。

安静時心電図では全く異常所見は見られなかったが、トレッドミル検査では見事に心電図変化が現れた。負荷途中で胸が重くなり、息苦しくなってきたので負荷は中止した。

これからは狭心症としてのさらなる精査を進め、治療に移っていかなければならない。

 

スポーツジムに通っているみなさん。

インストラクターにきちんと指導を受けましょう。もし運動中に苦しくなったら中止して申し出ましょう。

そして、専門医の診察を受けるようにして下さい。

ダイエットと心臓発作は背中合わせですよ。

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2008年1月24日 (木)

ハッピーバースデー

今日は1月24日。

長女の誕生日だ。12歳になった。

12年前、岡山の某病院で生まれた。夜だったかな。

その時私は高松で飲み会の真っ最中。どんな状況で連絡が入ったかは覚えていないが、とにかく立ち会ってはいなかった。翌日、仕事が終わりマリンライナーに乗って会いに行った。

長男(14歳)の時も、長女の時も生まれる時には酔っぱらっていたわけだ。

申し訳ない。

あれから12年経ったのかと思うと感慨深いものがある。

Photo_2 バスケットボールの蝋燭

2 私が食べた分

Photo_3 ガッツク次男坊

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2008年1月23日 (水)

早寝早起き

今日の下肢静脈瘤日帰り手術は1件。

最近、新患(率)が増加してきている。いい傾向である。

 

早起きは三文の得(徳)という諺(ことわざ)がある。

早寝早起きは三文の得、ともいう。

アメリカの学者によると、早寝早起きは「健康」「賢明」「富」への道である、ということらしい。英語では「The early bird catches a worm」というみたいだ。

最近、夜の街に出ていない。家でお酒も飲んでいない。

することもないので、早く寝ている。朝はいつまでも寝てられるわけでもなく、早起きをしている。

文字通り、早寝早起きを実行している。

「三文」はいらない。

「健康」だけもらえればそれでいい。

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2008年1月22日 (火)

妖精

今日は久しぶりに手術がなく、昼間はゆっくりとできた。

最近は新患が多いような気がする。いい傾向か?

 

昨日は「大寒」だったようだ。寒いはずである。

香川県でも雪が降った。

クリニックにもかわいいお客さんが来てくれた。

Photo

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2008年1月21日 (月)

初雪

おはようございます。

昨日は何もなく、一日中家で過ごしていたので投稿をサボってしまいました。

 

昨日から今日にかけてものすご~く寒かった。

今朝起きると屋島が白くなっていた。高速道路、鉄道も所々運転見合わせがあるとか。

本当に「大寒」近し、である。

Photo 屋島の初冠雪

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2008年1月19日 (土)

禁煙

今日は予約状況からすれば「ヒマな1日」と思いきや、新患が4名、それもバラエティーに富んだ患者さんだった。

 

血管疾患を扱っていると、こちらから「禁煙しなさい」と勧める患者さんは多数いる。そして、何人かは「考えてみます」という患者さんはいる。知り合いにも勧めている。

しかし、今日は初めて自分から「禁煙したい」と希望して来院した患者さんが来た。

20歳代の若い女性。17歳の頃から吸い始めたヘビースモーカーである。

Nosmoke_dspec

 

当院は開院以来すぐに「ニコチン依存症管理算定料」算定要件を満たし保険診療ができる施設認定を取得している。

つまり、禁煙指導に対して保険が適用ができるクリニックである。

ニコチンパッチやガムを用いて、12週間にわたってプログラムを実践していき、禁煙を成功させるわけである。

施設認定を取得するにはそれなりの要件があった。

それだけではなく、患者さん側にもいくつかの要件がある。
(1)ニコチン依存症に係わるスクリーニングテスト(TDS)で、ニコチン依存症と診断された者であること
(2)ブリンクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上である者であること
(3)直ちに禁煙を希望している者であり、「禁煙治療のための標準手順書」に則った禁煙治療についての説明を受け、文書によって同意している者であること

施設側、患者側ともにいろいろと要件を満たさなければ保険診療としての禁煙治療が受けられないということである。

 

前記の女性は、自身だけでなくご主人も禁煙をさせたいという。しかし、ご主人自身が禁煙を強く希望している場合でないと難しいと思う。

つい先日、受動喫煙者(ご主人が喫煙者)の女性が、そうでない女性に比べて肺癌に罹患する確率が2倍であるというデータが示された。

また、高松市でも今年3月からタクシーは禁煙になるという。タクシーに乗るたびに運転手さんに聞いてみるが、できることなら禁煙したいという人が非常に多い。

飲食機関、公共施設、その他いろいろなところで禁煙を実施するようになった。

喫煙者には肩身の狭い時代になった。

 

身体に悪いとわかっていて喫煙している方。止めたいがそのきっかけが掴めない方。他人(家族)の身体のことを思いやる気持ちのある方。

この際、禁煙に踏み切ってはいかがでしょうか。

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2008年1月18日 (金)

寒い!

ここのところ寒い日が続いている。

今日の高松の気温。午前0時から6時頃までは1℃、最高気温は午後3時頃で7℃だったらしい。

1年で一番寒い日はいつか?

今朝のテレビでやっていたが、1月の下旬ということだ。2月に入るとだんだんと最低気温は上昇していくらしい。2月と思っていた私は、ちょっと予想とずれていた。

1月20日頃が「大寒」という。小寒から大寒までの15日間と大寒から立春までの15日間の計30日間を「寒さの内」というらしい。

それはともかく寒い。

開業してからは外科的な患者さんだけでなく、いろいろな患者さんを診ることになった。

ここのところ、風邪引きの人、のどを腫らした人、咳き込む人などで受診してくる人が多くなった。必ずインフルエンザ予防接種をしているかどうか聞き、そしてインフルエンザの検査を行っている。そうすると、インフルエンザに感染している人がいる。

もうしばらく寒い日が続くと思います。

みなさんご馳走を食べて、温かくして寝るようにしましょう。

飲みに出歩くのも程ほどに。(私が出歩けないからじゃないですよ)

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2008年1月17日 (木)

復帰3日目

復帰3日目。

そろそろ、SAHの事は忘れたいと思うので、「復帰××日目」というタイトルは今日で終わりにしようと思う。

 

仕事の面は、「まあこんなところか」といった感じである。

動脈疾患の新患が1名、下肢静脈瘤日帰り手術の予定を入れたのが2名。その他、生活習慣病関連が数名。

 

体調は。。。執刀医の先生見てくれてますか。

頭痛はない。めまいもない。

血圧は110/70mmHg前後。

創部は触らなければ何ともないが、手を持っていくと「痛がゆい」といった感じである。いわゆる「治りかけ」といったところか。

食欲は戻ってきた。 (お酒が飲みたい)

腹部症状はない。便通も良好。

術後経過は良好といったところですかね。

 

クリニックへは送り迎え付き。

仕事の合間には看護婦さんが血圧測定。

その他、いろいろと気を遣ってくれている。

本当にありがたいと思っている。

思わず全快(全開)モードで突っ走りたくなるが、そこのところは自重していこうと思う。

 

夜の街にも出たい。

しかし、こちらも我慢、ガマン

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2008年1月16日 (水)

復帰2日目

復帰2日目。

いよいよ(早くも)本調子か、と思うくらい体調はよい。患者さんの中には、年末年始に休んでいたことを知っている人もいて、「どうしたんですか?」「大丈夫ですか?」と聞いてくる。

うまくはぐらかすのが大変だ。

 

下肢静脈瘤日帰りストリッピング手術は2件であった。2件で入退室時間を含めて1時間15分。これくらいの時間なら十分耐えられる。

今月の手術は10件くらいにしておこうと思っている。

 

看護婦さんは午前、午後と血圧を測定してくれる。コーヒーよりもお茶。

いろいろと気を遣ってもらっている。しばらくは甘えておこう。

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2008年1月15日 (火)

復帰

今日から「職場復帰」した。

朝、職員の前で今回の経緯について説明(正月明けにはお見舞いに来てくれていたが)。その後、休んでいた間の出来事を話してもらった。

休み中に予約が入っていた患者、手術予定だった患者、新患などなど。特に問題はなかったようである。

そして、いつものように外来診療開始。

午後になって、下肢静脈瘤日帰り手術(レーザー治療)が2例。

自分では無理をしたわけではないと思うが、周りのみんなは本当に気を遣ってくれている。

午後も診察を続け、結局16名の患者であった。まあまあか。

手術予約の新患は1名であった。休業中に予定していた手術患者は再来週以降に1名ずつ予定してくれていた。助かる。

 

午後診が終わった後に、ちょっと別室に呼ばれた。

何と!「快気祝い」としてケーキが用意されていた。

感謝感激雨あられである。

ここでもまた経緯について話した。そして、自分自身や親兄弟も「脳ドック」が必要であることを話した。

みんな元気が何よりである。

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2008年1月14日 (月)

友人、同僚、先輩・後輩、同業者などなど

おはようございます。

連休は最終日。そして私の長~い連休も最終日である。

今回の件でお見舞いに来てくれたみなさん、ありがとうございます。

このブログにコメントを寄せてくれた、”ぼくちん”さん、”かねごん”さん、”N山”さん、”白衣のナース”さん、その他の方、ありがとうございます。

 

術後3週間目であるが、日々良くなっているのが実感できるようになってきた。

私も医師。いろいろな手術を手がけてきた。しかし、いつから仕事に行っていいとか、いつから運動をしてもいい、などということに関しては所謂「エビデンス」は知らず、大体のことを言ってきた。

執刀医の先生にも、運動やお酒について聞いてみたが、「無理することはない」、「心拍が上がるほどは飲まない方がいい」、「血圧は上げない方がいい」などということであった。

私自身の判断としては、やはり術後1ヶ月は控えておこう、その後徐々に始めていこう、である。決して一生運動できないわけではない、一生お酒が飲めないわけではない、と考えている。

しかし、定期検診(検査)だけは必ず受けておこう。

 

明日からはいよいよ職場復帰である。

下肢静脈瘤レーザー治療を2件予定している。既に予定している下肢静脈瘤日帰り手術はこなしていこうと思っている。しかし、これから予定を入れる手術は、決して無理のないように組んでいこうと思う。

 

友人、同僚、先輩・後輩、同業者のみなさん、これからも温かく見守って下さい。

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2008年1月13日 (日)

家族

今回の件でいちばん心労を重ねたのは家内だろう。

開業に際しても、私自身よりも心配し、その上よく動いてくれているのは家内である。

そして私の健康問題である。

発症してからは「少し頭が痛い」くらいしか言っていなかった。「腰も痛い」と言うと、腰痛解消のビタミン剤(?)も買ってきてくれた。首や腰のマッサージもしてくれた。

「早く病院に行きなさい」とも言ってくれたが、昼から休みの木曜日まで辛抱するつもりであった。

しかし、階段の昇降もままならなくなった火曜日に「絶対に明日病院に行きなさい」と言われ、少々弱気になっていた私は従った。

もしかすると命の恩人かも知れない。

後日、執刀医から手術の状況を聞いた私はゾォ~っとした。

「瘤の壁はものすごく薄くて、中の血流が渦巻いているのも見えた。ちょっとのフィブリンで破裂孔が栓されていただけで、いつ再破裂しても不思議ではなかった。」

本当に命の恩人である。

 

家内は手術の話を聞いて相当なショックを受けていたようだ。

手術室に入ってからは、私は3日間ほどほとんど意識がなかった。

おそらく、手術した日の夜は寝ていないだろう。そして、それから約10日間は部屋の床にボンボンベッドを置いて寝てくれていた。いろいろ世話を焼いてくれていたようである。

意識が戻りご飯が食べられるようになってからは、家でお弁当を作って持ってきてくれた。

もちろんその間も子供達の世話もしていた。

本当に苦労をかけたと思う。

子供達、お互いの両親にも心配をかけたと思う。

 

家族あっての現在の私である。

娘はわかってかどうか、今でも私の隣のベッドで寝てくれている。家内に「息が止まったらすぐに大声で起こしなさい」と言われながら。

家族とは本当にありがたいものである。

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2008年1月12日 (土)

血管外科

頭痛はほとんどなくなった。創痛も感じない。

血圧は朝夕ともに110/75mmHg前後で安定している。薬も飲んでいない。

頭は坊主で無精ひげを生やしているので、「ちょい悪オヤジ」ともいえるが、それよりも昔の「田舎の老けた中学生」みたいだ。

体重は4kgくらい減ったが、帽子をかぶっておけば「普通の人」のように見えるようになった。

 

私はこれまで「血管外科」を専門にしてきた。動脈も静脈も。

数年前までは、自分の手で「心臓の血管(冠状動脈)」や「胸部大動脈」の手術を行っていた。その後は、人工心肺が使えなくなったので、腹部大動脈以下の「末梢動脈の手術」を中心に行うようになった。

静脈は、このブログにも書いてきたように「下肢静脈瘤日帰り手術」を中心に、深部静脈血栓症なども多く手がけてきた。

 

領域(科)は違うものの、血管外科手術を受けたのは間違いない。

医師がそれぞれ専門とする疾患の手術を受けるということはどう思うのだろう、と考えたこともあった。しかし、まさか自分がそういう立場に置かれるとは考えてみたことはなかった。

 

そして今回、自分が血管疾患を患ってしまった。

で、どう思ったか。

受診する前からほぼこの疾患を患っているといことは予測がついていた。CT室の前でこの疾患の説明文書を渡されていた。原因、診断、治療法、そして予後まで。

家内も同じ文書を読んでいたが、「こんなんなってどうするの?」と言っていたように思う。それほど予後の悪い病気である。

手術が必要であると伝えられた時。

昨日の記事に書いたように、素直な気持ちで聞くことができた。その瞬間、家内はカーテンの陰で泣いていた。ものすごいショックだったようだ。

当の本人は、悲しみというよりモヤモヤしていたものが吹っ飛び、なぜか晴れやかな気持ちになっていたように思う。

執刀していただいたのは、約20年前からおつき合いしていただいていた先生である。「疑う」といった気持ちは全くなく、「お任せする」といった気持ちだけだったようだ。

「(末梢)血管外科医」が「(脳)血管外科医」の手術を受ける。

執刀する方は嫌だったのかも知れない。でも、受ける方は本当に全幅の信頼を置き、何の蟠りもない気持ちであった。

理想的な執刀医と患者の関係だったのかも知れない。

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2008年1月11日 (金)

無事帰還

みなさん、お久しぶりです。

今年初めてなので、「明けましておめでとうございます」

というか、松の内が過ぎたので、「寒中お見舞い申し上げます」ですかね。

 

昨年12月25日以降なぜ更新できなかったのか?

実は、(実質)生まれて初めて「入院」してました。それも「緊急」で。

病名は「SAH」。(分からない人は調べて下さい)

あまり思い出したくもないので、詳しくは書きませんが一応の経過だけ。

 

発症は12月20日(木)でした。

教科書通り、「今まで経験したことのないような突然の頭痛」で発症しました。

よく「ハンマーや金属バットで頭を殴られたような痛み」と表現されます。しかし、それを知っていて発症する人も少ないと思いますので、本当にそのような痛みかどうかは分かりません。

私の場合には、いわゆる「頭痛持ち」ではなかったので、何か変なことが起こったのかなぁ、と思ったのが実情でした。

その日からというもの、「頭痛」は続きましたが、その他は特に症状はありませんでした。

12月22日(土)も後輩と一緒に飲みに出ました。飲むと頭痛が和らぐので、いつも通りにしっかりと飲みました。

翌23日(日)朝には、これまた今まで経験したことにない「腰痛」が出てきました。

その腰痛は見る見る間に広がり、翌日には臀筋にまで痛みが出てきて、排便時のいきみ、クシャミの時などに激しく痛むようになっていました。

これまで(といっても学生時代?)学習した知識を総動員して自己判断したところによると、これは絶対に「髄膜刺激症状」が起こっているのだと。

では、なぜ髄膜刺激症状が起こっているのか?それはウイルス性あるいは無菌性の髄膜炎か。

いやいや、発症時の状況、経過からはやはり原因としては「SAH」だと思うようになりました。

 

12月25日(火)には頭痛は軽快せず、それより何より両下肢痛がひどくなり階段の昇降もままならなくなり脳神経外科専門医の受診を決意しました。

本当はクリニックが午後休診の27日(木)に受診したかったのですが、とてもそれまで待つことはできなくなってました。

12月26日(水)の午前中に知り合いの専門医に電話。発症からの経過について説明、指示を仰ぎ同日昼間に検査を受けることとしました。この電話だけで、先方には何が起こってどうなっているかが伝わっていたようです。

CT、MRIなどの検査を受け、最終的には髄液検査で「確定診断」が得られました。

 

診断はもちろん間違いなく「SAH」

 

ここまで来るともう逃げられません。(もちろん逃げ出したかったのですが)

私「カテでコイリングというのはダメですか?」

専門医「場所、大きさからいってriskの方が高いでしょう」

私「では手術ですか?」

専門医「そう」

私「今日ですか?」

専門医「そう」

私「わかりました」

ということで、それ以上の言葉もなく目を見つめ合って手術を受けることとしました。

家族にはその後詳しく話があったようですが、私にとっては必要ありませんでした。

専門医の先生と目を見つめ合いながら話をすると、こんなにも心が素直になれるのだと初めて感じました。

 

手術はその日の夕方から始まり、約6時間ほどかかったそうです。

 

ちょうど2週間入院して、今年1月8日(水)に退院しました。

 

自分が初めて病気らしい病気をして、初めて手術を受けて、そしてお医者さんに初めて命を預けたということについて、明日からも少し書き込んでいこうと思います。

 

それにしても、こんなに元気にしてもらい本当に感謝しています。

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