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2006年10月30日 (月)

禁煙

Medical Tribune(Vol.39,No43)に喫煙と心筋梗塞についての地球規模の研究結果の記事が載っていた.

世界の喫煙者数は13億人と推定され,その82%が発展途上国の人々である.今までの研究のほとんどは先進国に焦点を当てていたが,今回の研究は52か国,27,000例以上のデータの基づいて行われたということである.

結果はLancet(2006;368:647-658)に掲載されている.

喫煙歴のない群と比較すると,喫煙群の心筋梗塞リスクは3倍で,1日8~10本の比較的軽度の喫煙群でもリスクは2倍であった.リスクは1日たばこ1本につき5.6%増加したという.しかし,禁煙後にはリスクは経時的に減少し,それは1日10本以下の軽度喫煙群で最も効果があり,禁煙後3~5年でリスクの上昇は消失したということである.

カナダの医師はこの結果を踏まえて,喫煙は予防可能な死因の1位であると述べている.

「たばこは百害あって一利なし」と言われる.私はたばこを吸わないので,なぜたばこを吸うのかが理解できない.
たばこ吸い(敢えて喫煙者とは言わない)は,精神的安らぎを得るためだ,ファッションだとか,何となく以前から吸っている,習慣であるなどと言うが,そのたばこ吸いも自分の周りで他人が吸っているのはイヤだと言う.
実際私も「赤ちゃんがいるから」,「美味しく食べているのだから」と注意したことがあるが逆ギレ.「灰皿があるやないか」とほざく.
どうして「灰皿がある」=「たばこを吸ってもいい」という発想になるのだろう.社会人ならもう少し周りに気を払い,常識ある行動をとってもらいたいものである.マナーも何もあったものじゃない.
指に挟んで歩くのは,ちょうど子供の顔の高さであり危険きわまりない.
くわえたばこで歩いているのもみっともない.

特に迷惑なのが飲食店でのたばこである.
そもそもたばこを吸いながら食事をして,本当の味がわかるのか.
うどん屋で麺をすすっている時に,隣からたなびいてくる副流煙を一緒に吸い込んだ日にぁ,何やこいつはとどつきたくなる.
寿司屋のカウンターの中で,そこの大将がたばこを吸いその手で握るというウソのようなホントの話がある.もちろん,その店には行くのを止めたが...

ヨーロッパではほとんどの国が公共の場(飲食店)での喫煙を禁止していると聞く.最近では,ハワイが全島禁煙(恐らくヨーロッパと同じ)になるということが話題になっていた.

日本でも禁煙飲食店情報を掲載したサイトがある.遅ればせながら日本でも機運が高まってきたか(高まって欲しい).

Photo_26 日本でも今年4月から「ニコチン依存症管理料」が算定できるようになった.遅まきながら日本も国としての取り組みが始まったといっていいだろう.
日本のたばこ吸いも飛行機や駅構内,禁煙車両などでは吸わないではないか.(一部お構いなしという輩もいるかも)
せめて公共の場,飲食店,子供がたくさんいる場所などでは吸わないようにしたらどうだろう.

たばこ吸いのみなさん.

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2006年10月29日 (日)

漢字検定

今日は漢字検定があった.
平成18年度第2回(公開会場)検定日である.

Photo_24 香川県では高松市のみで,会場はサンポートホール高松であった.
今日はウチの長女の試験.受験したのは7級だ.7級というのは小学校第4学年までの学習漢字である.長女は現在5年生.そう,2回目の7級受験であった.
自己採点では155点(200点満点)くらいらしい.合格基準は70%程度ということなので,今回は何とか通過したかな.

私自身は平成16年度に準1級に合格している.
準1級の出題範囲は,「常用漢字を中心とし,約3,000字の漢字の音・訓を理解し,文章の中で適切に使えるようにする(JIS第一水準)」と決められている.

3級から受け始め,準2級,2級と順調に一発で合格した.が,準1級のレベルには驚異的なものを感じた.見たことがない漢字が多く,読めない,もちろん書けない.どうしようもない.

仕事の合間にも漢和辞典とにらめっこしながら問題集をこなした.合格ラインは80%程度の得点ということだ.

頑張ったが,ナント2回連続不合格.しかも2回目は159点.79.5%の得点,80%程度ではないか!悔しい.試験(検定)もたくさん受けたが,不合格になったのは,現役での大学受験以来である.何ということだ.

Photo_25 ということで,試験を1回飛ばして勉強追加.満を持して再々受験.
平成16年度第2回検定で見事合格!得点は167点.ま,ギリギリでも合格は合格である.3度目の正直ってところか.

次はもちろん1級である.しかし,これがまたまた大変である.
漢字の数は一気に倍の6,000字.しかも,今使っている漢字の旧字体というのも覚えなければならない(点が點,画が畫,旧が舊とか).

漢字検定を受けていて何が良かったのか.

もちろんたくさんの漢字の読み書きができるようになる.それ以上に故事成語,諺,四字熟語などたくさんの知識が得られ,会話の幅も広がり,テレビなどでの偉い人の演説が聴き取りやすくなる.それに,森鴎外や芥川龍之介などの原文が読めるようになる(読む読まないは別であるが)など,様々なメリットがある.

ウチの奥さんと長男は5級に合格している.

それにしても,漢字は奥が深い.まだまだ勉強である.

1級絶対合格だ.

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2006年10月24日 (火)

マグロの乱獲を嘆く

私は魚好きである.毎日魚でもいい.

魚はやっぱり瀬戸内の小魚がいい.鰺,鯖,鰯,メバル,鱚,ベラ,アコウ(小魚ではない?),それに赤貝,タイラギ...

しかし,私はマグロも好きである.その中でも何といってもトロ.

マグロは縄文時代から食べられていたらしい.江戸時代になってたくさん獲れるようになり,傷みにくくするために醤油でズケにして以来普及したという.しかし,トロの部分は傷みやすく捨てられることも多かったということである.勿体ない.

1960年代以降,SUSHIブームの影響で人気が出て乱獲が始まった.つい先日の新聞記事にもあったが,日本のミナミマグロの漁獲枠はこれから5年間で半減するという話である.マグロ好きにとっては残念な話であるが,日本が獲りすぎていたことに対するペナルティーというから仕方ない.

Photo_22 このあいだ,いつもの「川富」に行きトロを食べてきた.何度食べてもすばらしい.日本近海で獲れるクロマグロ(本マグロ)だけしか使わないらしい.今回のものは対馬近海の大物で,しかもカマトロの部分.いくら大きいマグロでも2ブロック,それもごく少量しか取れない貴重なものである.
食すればこれぞトロ.口の中でとろける,とろける.しつこくなく,上品な脂である.グルメリポーターのようにうまく表現できないが,口の中に入れてからは何とも言えない至福の時間である.

Photo_23 余談であるが,先日東京銀座の久○衛というお寿司屋さんに行ってきた.美味しくいただいたが,その中にトロの握りがあった.
それぞれ嗜好というものがあるとは思うが,私はいつも食べているトロが日本一と思っている.ちょっと言い過ぎかな.

しかし,このまま乱獲が続くと終いに日本の割り当てがなくなってしまうかも知れない.トロを口にできるのは,一部のお金持ちだけになってしまうかも知れない.

とはいえ,美味しいトロは食べたい.なんという我が儘,贅沢なやつだ.

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2006年10月21日 (土)

ゴルフ

ここのところ晴天続きである.今日もいい天気.(水不足大丈夫かなぁ)

Photo_16

今日は今月初めてのゴルフ.久々であるが,日頃おつきあいしている仲間で10年以上続けているコンペである.名付けて「おちゃらけ杯」由来は...というと,できる限りお姉さん方に参加してもらい,和気藹々ちゃらけたゴルフをしよう,という趣旨からきている.

鮎滝カントリークラブ.香川県ではすごくきれいなゴルフ場に入ると思う.

時々,プロゴルフツアーも行われており,つい先日も女子プロのステップアップ・ツアー(穴吹工務店レディースカップ,河野かおりプロが優勝)も開催されている.好きなゴルフ場であるが狭くて難しい(下手くそなだけか).

16_1で,スコアというと,これがもう一つ.out49+in45=94点であった.4組のコンペで結局7位.とりあえず飛賞があり,お茶漬けの素をもらった.
去年から練習場通いもしているが,しかし何度行っても上手くならないし,ゴルフというものは奥が深い.ということで,ゴルフは面白い!

Photo_64

今から夜の部だ.ゴルフ談義に花を咲かせながら飲むぞぉ~

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2006年10月19日 (木)

医療機器

いろいろな医療機器の見積書が届けられた.

電子カルテシステム,X線装置,超音波診断装置,心電図などのME機器,血液生化学自動分析装置,その他諸々.

やっぱり医療機器は高い!

心電図350万円,X線システム1,850万円,超音波6,600万円等々.いつもながらびっくりする価格である.

しかし!これが値引き後の納入価格となると,これまたびっくり.
超音波なんかは6,600万円が1,200万円に!80%以上のディスカウントである.

おっと,これは言ってはならないこと(秘密)だったかな?でもお医者さんはみんな知っている.公的病院はいかに高い買い物をしているってことかな.なにせ6,600万円のものを1,200万円で売っても儲けがあるんだから.

一つの機器に対して数社の見積書が届いている.いろんな所に見学に行ったり,話を聞いたりしながら選定していかなければならない.

ME機器,超音波などは臨床検査技師に任せよう.

しかし,大変な作業である.

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2006年10月15日 (日)

ニートと生活習慣病

昨今,「ニート」という言葉が盛んに使われている.

NEET(Not in Employment, Education or Training)は直訳すると「就業,就学,職業訓練のいずれもしていない人」ということになる.1990年後半にイギリスで定義されたということであるが,社会情勢の違いもあり日本(内閣府)では「校や大学などの学校及び予備校・専修学校などに通学しておらず、配偶者のいない独身者であり、ふだん収入を伴う仕事をしていない15歳以上 34歳以下の個人である(家事手伝いも含める)」と定義しているようである.

超高齢社会を迎えるのに,その人々を支えるべき若者の中にニートが増加しているのは悠々しき問題である.

ということはさておき,今回の話題はそれとは違う「ニート」である.

今日の日本経済新聞の健康面にもう一つのニートという特集が組まれていた.こちらのニートはNEAT(Nonexercise activity thermogenesis)で,直訳すると「非運動性活動熱発生」とのことである.つまり,姿勢の維持や安静時の新陳代謝など日常生活の身体活動(非運動性活動)で消費され発生する熱量のことである.

ニートを高める例として,正しい姿勢で立つ階段を使うじっと立ったままでテレビを見る,本を読む電車の中で座らずに立つなどがある.確かに日常生活の中でちょっと心がければできることである.
ニートが上がれば基礎代謝量も増える傾向もあり,安静時でもカロリーを消費しやすい体ができるという.

しかし,摂取エネルギー量から見るとニートで消費するエネルギー量はかなり少なく,また太り気味のままだと立っていることにも疲れを感じ長続きしないということである.したがって,ニートで体を絞るのならまず食事制限で体重を落とすことが重要であると指摘されている.

結論は,食事の量と質を改善した上でニートを高める習慣を身につけるのが生活習慣病の予防に繋がるとしている.

厚生労働省も医療費の抑制を図るために予防医学に力を入れている.
今回,私の開業のコンセプトの一つの柱として生活習慣病の診療を挙げている.糖尿病,高血圧症,高脂血症...医学は日進月歩である.

まだまだ勉強しなければならない.

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2006年10月12日 (木)

アオバアリガタハネカクシ

やられた!

Photo_15 Photo_14

この写真を見て下さい.両前腕のひどい皮膚炎.哀れというか痛々しい,かわいそう.

先日の3連休の初日(10月7日)に何となくブツブツが出てきた.最初は痛くもかゆくもなく,赤くもなく,それに数も少なくて「何だろな?」くらいに思っていた.

しかし!それが見る見る間に増殖?!何となく痛痒く,ブツブツも大きくなって,さらに赤くなってきた.それも直線状.ホント,症状は何となく痛痒い程度で大したことはないが,見た目がだんだんと派手になってきた.

これは大変なことになった...と思ってきた.

ブツブツは直線状に並んでいる,少し痛痒いくらいでそれほどの苦痛もない.
ということは,きっとヘルペスウイルスによる「帯状疱疹」だ!と診断.
しかし,口唇ヘルペスは口の周りのブツブツだし,体幹にできるのは肋間神経痛を起こすくらい痛いモノだし,腕にできたなんて聞いたことがない.
外に出て草むらにも行っていないし,いつもと違う布団で寝てもいない.虫やダニなんかとも違うはずだ.

翌10月8日になってからは痛痒さは増してくるし熱を持ってきた.赤みも強くなってきてブツブツがだんだん癒合してきた.
実はこの日は40数回目のお誕生日.最悪.

これはおかしい.ヘルペスなんかではない.と思ったものの何であるかわからない.ブツブツにはステロイドだ!と思いつきアンテベート軟膏をぬり,熱があるんだから冷やせばいいんだとアイスノン(+保冷剤)で懸命に治療を行った.

しかし,翌日になっても一向に良くならず,むしろブツブツの癒合は進みベタッとした地図状の皮膚病になってしまった.この頃から痛くはないが痒みがひどくなってきた.こんなんじゃぁ半袖の服も格好悪いし,病院に行ったら何か言われるだろうなぁ,手術(手洗い)はできないだろうなぁ...などと心配はピークに達した.
とにかく「明日,皮膚科の先生に相談しよう」

10月10日(火)外来日である.この秋初めて長袖の白衣を着込んで外来に.
すぐに皮膚科に電話.「先生は来とるん?」「まだです」「来たらすぐに電話してもらえるように言っといてよ」
診察を開始.一人目の患者さんと話をしている時に電話がかかってきた.
患者さんに「ちょっと待っといてよ」と言い残し,皮膚科外来までダッシュ.

「先生,こんなんなったんやけど何?ヘルペスやと思うたけど違うか」
「あ~(ニタッと微笑みながら)線状皮膚炎ですねぇ」
虫による皮膚病とか何とかいう本を開きながら「この虫の体液がついたとこにブツブツができるんですよ.虫が腕に留まるでしょ.蚊に刺された時みたいにたたきつぶすでしょ.その後サッとぬぐうでしょ.その時に体液が線状に延ばされて皮膚炎が起こるんですよぉ」

アオバアリガタハネカクシ

「え~ッ.何それ.聞いたことないやん」
「よくありますよ」
「そうなん.で,どうやって治すん?」
「ステロイドをひたすら塗り続けるしかないですねぇ.それも強いやつ,例えばデルモベート軟膏なんかがいいですよ.痒みには,そうですねぇ,あまり眠くならないアレグラがいいと思いますよ」

ということで,一件落着.   とはならない.

本を貸してもらい読み,ネットで検索.
このアオバアリガタハネカクシは猛毒の持ち主.ペデリンという毒らしい.一応益虫の部類に入るらしいのだが,こいつは絶対に害虫だ!

調べれば調べるほど悲惨な状況が明らかになってきた.
治るには2~3週間かかる.ただれて潰瘍を形成することもある.治るにしても色素沈着を遺す.等々.

しかし,いつこんなムシに出会ったのだろう.見たことも聞いたこともなかったし,腕に留まったり払いのけた記憶もない.ネット上の経験者(被害者)もそんなモンらしい.

大変な状況はまだまだ続きそうである.

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2006年10月11日 (水)

設計図

今日,設計図の第1弾ができあがってきた.

資金調達のことも併行して行っている.購入(あるいはリース)する医療機器の検討も行っている.本来,それらが本決まりにならなければ建物のこと,間取りなども決まらないと思うが,すべて一緒に考えていかなければ間に合わないそうである.

コンセプトは「エコノミー&エコロジー」
まず,建物自体は木造.使用する木材は自分自身で伐採に行く予定である.自然素材を多く取り入れ,極力アレルギーフリーを目指すつもりである.

建物の周囲にはできる限り草木を配置し,ビオトープも造る予定である.
ソーラーシステム(詳細は後日)を導入し,冷暖房のコストも節約するつもりである.

今日,取引をしようと考えている2地銀からの融資条件が揃った.それぞれいろいろな考えがあるようであるが,条件にはやはり支店の担当者,それに支店長の「力」がおもしろいように現れている.

今後詳細に検討し,決定するつもりである.

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